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美容コラム

  • 2024.08.19
  • シミ

顔のシミ取りレーザーのダウンタイムはどのくらい?隠し方や経過について解説!

顔のシミ取りレーザーのダウンタイムはどのくらい?隠し方や経過について解説!

肌のシミは多くの人が抱えている肌トラブルの一つです。シミができる原因は、紫外線によるダメージや生活習慣の乱れ、加齢、ターンオーバーの乱れなどさまざまですが、まずはシミが発生する前に対策を行うことが大切です。シミがすでにある場合は、シミ取り治療により除去が可能ですが、ダウンタイムがどのくらいあるのか気になる方も多いでしょう。

本記事では、シミ取りのダウンタイムの期間や症状を紹介するとともに、ダウンタイム時の過ごし方や、シミを発生させないセルフケア方法なども紹介します。

シミ取りのダウンタイムとは?

シミ取りのダウンタイムは段階的に「赤み」「ひりつき」「かさぶた」と代謝が進むにつれて変化していきます。事前に症状を知っておくことで落ち着いて過ごすことが可能になります。

具体的には、シミ取りレーザーをした後は、7~10日ほどのダウンタイムがあります。なお、ダウンタイムとは、施術を行ってから肌が正常な状態に戻るまでの期間を指します。ダウンタイム中は肌が敏感になっているため、肌トラブルが起きないよう注意が必要です。

ダウンタイムの経過・症状

ダウンタイムの経過日数と主な症状を以下の表にまとめました。

経過日数 主な症状
当日~3日赤みやひりつき
3日~1週間かさぶたが生じる
1~2週間かさぶたが剥がれる
2週間~6か月赤みや色素沈着が薄まっていく

施術した当日から3日目くらいまでは、レーザーを照射した部分に赤みが出ます。人によってはヒリヒリと痛みを感じる場合もあります。なお、赤みやひりつきは3日程度で落ち着くのが一般的です。施術後は、炎症を抑えるために軟膏やテープを利用して照射部分を保護します。

施術して3日から1週間ほど経つと、照射部分にかさぶたができ始めます。かさぶたの下で皮膚が修復されているため、無理矢理かさぶたを剥がしたり刺激を与えたりしないよう注意してください。また軟膏は塗り続け、紫外線対策や保湿も十分に行いましょう。

施術して1週間から2週間が経つと、かさぶたが自然に剥がれてきます。新しい皮膚が作られるとかさぶたが剥がれてきますが、紫外線対策や保湿は継続して行いましょう。日焼け止めを塗ることは、色素沈着の予防にもなります。

施術後2週間経過時点では、まだ赤みや色素沈着は残っている状態です。2週間を過ぎてから少しずつ色味が薄くなり、3~6ヶ月ほどで徐々に消えていきます。

なお、シミ取りレーザー後のダウンタイムの期間や症状は、治療方法や使用する機械によって異なります。また、体質や肌質、その日の体調などによっても変わり、個人差が大きいと理解しておきましょう。皮膚が薄い部分の施術は、ダウンタイムが長引く可能性もあります。肌へのダメージが少なくダウンタイムもダウンタイムが比較的短いほとんどないレーザー照射もあるため、敏感肌で心配な方は、クリニックのカウンセリングで相談しましょう。

施術毎のダウンタイム

ここからは、施術ごとのダウンタイムについて紹介します。今回紹介するのは、レーザー・IPL・イオン導入の3つの施術方法です。施術に利用する機械や種類によってダウンタイムの期間や症状が異なるため、各施術方法のダウンタイムについて理解を深めていきましょう。

レーザー

レーザー光線によるシミ取り除去は、シミの原因となっているメラニン色素を破壊し、除去する施術です。一般的に肌が正常な状態に戻るまでには7~10日程度かかります。レーザー照射では、肌が腫れることはほとんどありませんが、人によっては赤みやひりつきが生じます。

また、時間が経過するとかさぶたが生じますが、無理に剥がすと跡が残ってしまうため自然に剥がれてくるのを待ちましょう。かさぶたが剥がれると新しい皮膚が出てきてシミが徐々に薄まっていきます。レーザーの出力が大きいほどダウンタイムが必要となるため、施術を受ける前に効果やダウンタイムについてクリニックで相談するとよいでしょう。

IPL

IPLとは、レーザーよりも波長域の広い可視光線を用いてシミを除去する施術です。シミやそばかすだけではなく、ニキビや赤ら顔、毛穴などの肌質改善の治療も同時に行えるため、複数の肌トラブルで悩んでいる方におすすめです。

IPLでの施術は、肌へのダメージが少なく、個人差はありますが、ダウンタイムはほとんどありません。
メイクについては、施術を受けた直後から可能です。負担も少ない施術のため、痛みや腫れが生じることはほとんどありませんが、もともと肌が弱い方や敏感肌の方は、まれに赤みが生じる場合もあります。ただし、症状は2~3日ほどで治まるでしょう。

イオン導入

イオン導入とは、イオン導入器を用いて皮膚に微弱な電流を流し、水溶性の有効成分を肌の奥深くまで浸透させる治療です。皮膚にはバリア機能が存在するため、塗布だけでは有効成分がなかなか吸収されません。
有効成分を肌に塗布し、イオン導入機で微弱な電流を流すと、皮膚の奥まで有効成分が浸透していきます。シミ取りにおいても成分が浸透しやすくなるため、高い効果が期待できます。イオン導入では、痛みやダウンタイムはほとんどありません。ただし、施術直後は肌がデリケートな状態になっているため、強い刺激を与えず保湿や紫外線対策を行いましょう。

シミ取りレーザー、IPL、イオン導入については、下記のページもぜひ参考にしてください。

シミ(顔全体・スポット) | 東京の医療脱毛・美容医療のS-Labo(エスラボ) クリニック渋谷院

シミ取り治療後のダウンタイムの過ごし方

シミ取り治療後のダウンタイムの過ごし方

ダウンタイム中は、以下4つの点に気をつけて過ごしましょう。

  • ・肌に強い刺激を与えない
  • ・紫外線対策をする
  • ・激しい運動を避ける
  • ・保護テープは決まった期間貼っておく

シミ取り治療後は肌が敏感な状態です。施術部分をこすったり触ったりすると、色素沈着をはじめとした肌トラブルの原因となります。赤みやひりつきが出たり、かさぶたが生じたりすると気になりますが、極力施術部分には触れないようにしましょう。

シミ取り治療後の肌は敏感になっており、紫外線によるダメージを受けやすい状態です。日焼けにより炎症が起きてしまうと色素沈着につながるおそれがあります。紫外線は1年を通してあるため、季節や天候に関係なく紫外線対策を行いましょう。

シミ取り治療後は、汗をかくほどの激しい運動や長風呂、サウナなどは避けましょう。赤みやひりつきがあると汗がしみる可能性があります。また激しい運動をすると血行がよくなり、ダウンタイムの症状が長引く原因となります。体を動かしたい方は、軽いストレッチ程度にとどめましょう。

クリニックや病院でもらった保護テープは、肌を紫外線や外部の刺激から守ったり乾燥を防いだりする役割があります。自分の判断で早めに剥がしてしまうと、施術の効果が薄まってしまうおそれがあります。必ず医師から指示された期間は貼っておくようにしましょう。

シミ取り治療のダウンタイムの症状を隠すには

シミ取り治療後の赤みやかさぶたなどのダウンタイムの症状を隠したい方は、専用コンシーラーを利用しましょう。施術後にもらえる保護テープは肌色のため、遠くから見ると目立ちませんが、近くで見ると皮膚にテープを貼っていることが分かってしまいます。

専用コンシーラーであれば皮膚に凹凸ができないため、保護テープよりも目立ちにくいといえるでしょう。また施術部分によってはマスクで隠すのも一つの手段です。寒くて乾燥しやすい冬の時期や、花粉症の季節は1日中マスクをしていても違和感がありません。

シミを防ぐためのセルフケア

シミを防ぐためのセルフケア

ここでは、シミができる前のセルフケアを3つ紹介します。

  • ・日焼け対策を徹底する
  • ・スキンケアによる肌のターンオーバー促進
  • ・健康的な生活習慣を身につける

シミ取り治療により発生してしまったシミの除去もできますが、まずはシミができないよう対策を行うことが大切です。

日焼け対策を徹底する

シミを発生させないためにも、日焼け対策は徹底しましょう。日焼け止めは正しい手順でムラなく塗ることで、より効果が期待できます。顔には部位によって凹凸があり、一般的に突き出ている部分が日焼けしやすいといえます。そのため、日焼け止めはおでこや鼻先、頬骨の高い位置、顎先などにのせ、そこから周囲に伸ばして塗っていきましょう。

また外出時は日焼け止めだけではなく、帽子や日傘、サングラスなども活用して、日光が直接肌に当たるのを防ぐことが大切です。万が一日焼けをしてしまったら、肌の炎症を抑えるために水で濡らしたタオルを日焼けした部分に当てて、クールダウンさせましょう。その後、十分に保湿を行います。

スキンケアによる肌のターンオーバー促進

適切なスキンケアにより肌のターンオーバーが正常に働いていると、シミができにくくなります。肌でメラニン色素が生成されてもターンオーバーが正常であれば、1か月程度で古い角質が剥がれ落ちるため、シミは目立ちません。ターンオーバーが乱れてしまうと古い角質が剥がれ落ちなくなり、シミの原因となるメラニン色素がたまり、色素沈着が進んでしまいます。

適切なスキンケア方法を身につければ、ターンオーバーが促進されシミができにくくなるでしょう。洗顔時はたっぷりの泡で優しく顔を洗い、すすぎの際はぬるま湯を利用するのがおすすめです。

健康的な生活習慣を身につける

健康的な生活習慣を身につけることは、健康的な肌を維持することにもつながります。睡眠不足はターンオーバーの乱れを引き起こす原因となるため、注意が必要です。量より質を重視し、毎日一定の睡眠時間を確保できるようにしましょう。

また、食事や栄養バランスを整えることもシミ対策につながります。メラニン色素の生成を抑えてくれるビタミンCは積極的にとりましょう。タンパク質は肌の構成成分であるため、毎日しっかり食べるのがおすすめです。

より効果を高めるために外服薬や内服薬もおすすめ

シミの治療は、レーザー治療だけではなく外服薬や内服薬を用いた方法もあります。外用薬には、ハイドロキノンやトレチノインなどがあり、内服薬には、トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE・ハイチオール・グルタチオンなどがあります。エスラボにおいても、患者様の悩みにあわせて施術以外に薬の選択肢もご用意しております。

レーザー治療とともに外服薬や内服薬を併用するとより効果的です。どの治療方法でシミを取るか決めるためにも、まずは病院や専門のクリニックで相談しましょう。

S-Labo(エスラボ)のシミ取り治療について詳しくはこちら
シミ(顔全体・スポット) | 東京の医療脱毛・美容医療のS-Labo(エスラボ) クリニック渋谷院

この記事の著者のドクター
末岡 大輔
S-Labo(エスラボ)クリニック渋谷院
【経歴】
2016年:東京女子医科大学病院 前期研修医として勤務
2018年:東京医科歯科大学病院 形成外科 後期研修医として勤務
2019年:日本赤十字社 武蔵野赤十字病院 形成外科医員として勤務
2020年:東京医科歯科大学病院 形成外科勤務
2021年:茨城県厚生農業協同組合連合会 総合病院土浦協同病院 形成外科勤務
2021年:日本赤十字社 武蔵野赤十字病院 形成外科医員として勤務
2022年:東京医科歯科大学病院 形成外科勤務
2023年:聖心美容クリニック六本木院勤務
2024年:S-Labo(エスラボ)クリニック渋谷院勤務

【資格・所属】
日本形成外科学会 会員
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本美容外科医師会会員
日本形成外科手術手技学会会員
ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
ボトックスビスタ認定医
※無断キャンセルの場合、キャンセル料5,500円をいただきます